1955年(昭和30年)創業以来、名刺や帳票といった活版印刷から始まり、1967年(昭和42年)にオフセット印刷機を導入し、カタログや社内報などカラー印刷へと印刷事業を拡大してきました。
近年では紙への印刷のみならず、立体物への特殊印刷にも取り組んで参りました。
さらに、環境負荷を低減すべく「HK工法(3次元加飾印刷)」を導入するなど、サステナビリティ(持続可能な)社会への貢献につながるSDGsの取り組みを行なっています。
私たちはこれからも印刷事業を通じて、社会の課題を解決する取り組みを推進していきます。

  • 環境調和型インキ(バイオマスインキ)を積極的に使用し、循環型社会(有限である資源を効率的に利用)や地球温暖化防止(二酸化炭素の排出量の削減)に貢献します。
  • 第三者機関が認証した環境ラベル「バイオマスマーク」は生物由来の資源を活用し、品質、基準、規格等に合致している環境製品に付与できるマークです。マークの数字は認定製品に含まれるバイオマス割合(乾燥重量比)を標記しています。

バイオマスは「バイオ」と「マス」が組合わさった言葉で、「バイオ=生物資源」「マス=量」という意味です。バイオマスインキは再生可能な生物由来の資源から成分を抽出して製造したインキです。有限なバイオマス原料の調達により、陸域での生態系の保護や持続可能な利用の促進など、農家の所得増大にも貢献します。

  • 印刷で使用する版は、環境と人にやさしい現像レス版を使用しています。
  • 現像液の洗浄、薬品取扱の教育、時間短縮、業務の負担を改善しています。
  • 人と地球に配慮した技術革新を推進していきます。
  • 現像液はアルカリ性のため、環境負荷となる廃液をゼロにしました。
  • 自動現像機を無くすことで、現像機の稼働によるCO2の排出をゼロにしました。

現像処理を行わなくても良い無処理版のことで、現像液や定着液が不要となり、アルカリ性の現像液が排出されないため、環境にやさしいものとなります。

  • 印刷で使用する湿し水にイソプロピルアルコール※1を一切使用しない、ノンアルコール印刷を行なっています。
  • イソプロピルアルコールを使用しないことで、環境負荷の高いVOC※2を削減し、環境保全に貢献しています。また、印刷オペレーターの安全性の向上も図っています。

※1 湿し水に添加すると刷りやすさが向上するが、第2種有機溶剤に該当するため、環境保全には不向きの溶剤。
※2 volatile organic compoundsの略。揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称。

  • SIAA認定の抗菌効果を発揮する抗菌印刷を導入。当社オリジナル商材として「抗菌ペーパーエコファイル」の作成・販売にも取り組んでいます。
  • 印刷物に抗菌効果を付与できるようになりました。
    一般社団法人抗菌製品技術協議会 会員及び抗菌加工製品 登録日2020年7月
  • 印刷物に抗菌・防カビ効果及び抗ウィルス効果を付与できるインキの使用を追加しました。
    抗菌・防カビ加工製品及び抗ウィルス加工製品 登録日2021年10月

抗菌加工マーク抗菌・防カビ加工マーク抗ウィルス加工マーク

抗菌加工製品とは、製品表面の細菌を増殖させないように加工を施されている製品。
防カビ加工製品とは、SIAAが定める防カビ性能基準無加工品に比べて、判定基準で1段階以上下回る製品。
  • 防カビ試験は、SIAA 指定法にて実施しています。
  • 防カビ加工は、カビを死滅させるものではありません。
  • 使用条件によってはカビが発生する場合があります。
  • SIAA の安全性基準に適合しています。
抗ウィルス製品とは、製品上の特定ウィルスを減少させる加工を施されている製品。
  • 抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。
  • SIAAの安全性基準に適合しています。
  • 廃棄物の排出量を削減するため再利用(リユース)に取り組んでいます。
  • 印刷工程で製品にならなかった紙は回収し、トイレットペーパーの原料として再利用しています。
  • 印刷用紙の包装紙のワンプは固形燃料として再利用しています。

  • 多様な印刷対象材に印刷が可能で、ダイレクト印刷によりフィルムやラベルレスを実現。
  • 独自の印刷技術で技術革新を行い、カーボンニュートラルの推進を目指していきます。

HK工法とは、グラビアオフセット印刷方式であり、「特殊ブランケット」を印刷対象材に合わせ材質・厚み・硬度を変更することで、3次元曲面印刷を可能とした印刷方式です。